◆1975年、秋。
9月下旬、第5回定期演奏会(ボロベヤコンサート)の実行委員長をやっていた僕は、右手薬指の爪の付け根がヒョウソになり、化膿し、手術。
10日たっても良くならず、 再手術。
右手が使えなくなり、 行動も制限されました。
◆その後、11月上旬、今度は急性盲腸炎になり、その病院では不安なので、帰郷(旭川)。
列車が駅に着き、タクシーで即入院。
前年、弟が盲腸炎を我慢し、腹膜炎になり大変だったことから、母が車を手配し、手術の予約も。
夜なのに、緊急手術。ところが、手術してみたら、全然炎症が起こっていないとのこと。
どうやら、札幌の指の手術をした病院(専門は肛門科)の誤診だったようです。
手術中に、「折角、開いたし、虫垂はなくてもいいので、切り取っていいですか」との確認。
◆退院後1週間、実家で暇なので、曲作りを。
2曲。曲を作り、歌詞を。
右手がまだ不自由だったので、サインペンで歌詞を書いた、すごい字の初稿の紙が残っています。
◆ 1曲は『ツッパレ・ブギ』、こっちは僕が歌うので楽譜は必要なし。
もう1曲の『明日を求めて』は、前半部はプロコル・ハルムの『青い影』のコード進行にインスパイアされ、後半の躍動部はロックミュージカル『ヘアー』のテーマ曲、フィフス・ディメンションの『輝く星座(アクエリアス)~レット・ザ・サンシャイン・イン』の後半を意識し、作りました。
大体、楽譜が読めないのだから、楽譜にするのは超大変。
中2のXmasに買ってもらったクラシックギターをつま弾きながら、何とか楽譜に。
作詞作曲する何倍もの時間をかけて、なんとか楽譜に。
◆11月22日の例会に復帰。
定演まであと3週間なのに、券の組織(売れ行き)はまだ2桁。
旭川での療養中に作詞作曲した『ツッパリ・ブギ』『明日を求めて』がお土産です。
◆12月13日の第4回定期演奏会。
テーマは、『聞け! 若者の叫び つどえ! この混迷の時代に』
第1部の「小班演奏&小班劇」では、高校生の生き方を大学受験とからませ、挿入歌11曲。そのうち創作曲が7曲。
『ツッパリ・ブギ』はディスコの場面で使われ、「ツッパリ・ダンス」まで披露されました。
https://youtu.be/3mTeAW0-d_8